すさみ町に「防災道の駅」 安全に暮らせる地域の拠点に

鶴保 庸介

ワクチン接種が進む中、引き続き気の抜けない日々が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
以前この稿でも紹介した通り、道の駅については少し整理を始める、という方向になりました。全国で1200以上ある道の駅は、まさに乱立状態。
しかも、これらの中には温泉や遊園地のあるものから、コンビニに少し毛の生えた程度のものまで、千差万別。
とりあえずトイレがあればそれでいい、という向きもありますが、やはり、そこはよりサービスを良くしていこうと努力してるところには、たくさんのお客さんがよっていただけるようにしたいもの。
そこで防災拠点、観光拠点、物流拠点としての機能を持つものはとくに、応援の意味でさまざまなサポートを考えていこう、と考えていました。
その、防災拠点が、今回防災道の駅として認定される運びになったのです。
県内では、すさみ町にある「道の駅すさみ」が「防災道の駅」に選定されました。
防災道の駅とは、広域的な防災拠点機能を持つ道の駅のことを指し、これに選定されたことで、今後、防災機能の整備・強化が交付金で重点支援されることになります。
大規模災害時に、
○自衛隊、警察、テックフォース(緊急災害対策派遣隊)等の救助活動の拠点
○緊急物資等の基地機能
○復旧・復興活動の拠点
○地域住民の一時避難場所
等、県南部の防災拠点として活用され、地域の皆さまの安心につながるのではないかと考えています。
これまで、観光や地域の名産などを扱う場所として注目されてきた道の駅ですが、今後は要件を満たした道の駅を、「防災道の駅」のように、グレードをつくり観光・物流・「防災」・「情報発信」の拠点となるよう働きかけていきます。
道の駅が地域を盛り上げるだけでなく、安全に暮らせる地域の拠点となるよう、道の駅議連の議員皆でさらに働きかけてまいります。

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