県世界遺産協議会に寄付 KDDIが7回目
通信大手のKDDI㈱は12日、和歌山県世界遺産協議会(会長=仁坂吉伸知事)に54万8810円を寄付し、県庁で贈呈式が行われた。寄付金は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の保全と活用の事業に役立てられる。
同社は、社員の社会貢献活動によって積み立てたポイントを金額に換算し、社員が推薦する慈善団体などに寄付する「+αプロジェクト」に2008年から取り組んでいる。今回もその一環で、同協議会への寄付は7回目。同社は熊野古道の清掃活動や道普請にも10年から参加している。
贈呈式は県庁副知事室で行われ、同社の田中稔理事・関西総支社長が下宏副知事に寄付目録を手渡し、下副知事は同協議会からの感謝状を手渡した。
田中理事は「寄付と道普請で世界遺産の保全に関わることができ、ありがたい」と述べ、社会貢献と同時に世界遺産の環境に親しみ、爽快感も得られるとして、道普請は社員にも人気が高いことを紹介。下副知事は「和歌山に関心を持ち、長く貢献を続けていただき感謝している」と話していた。
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