高校総文を応援 ローソンが生徒とコラボ

高校生による国内最大の文化・芸術の祭典、第45回全国高校総合文化祭「紀の国わかやま総文」(31日~8月6日)を応援しようと、コンビニエンスストア大手の㈱ローソンは、和歌山県産食材を使用し、パッケージデザインに県内の高校生が協力するなどしたコラボ商品4点を、近畿エリアの約2400店舗で20日から順次発売する。

ローソンの江口巧和歌山北支店長と小池真鈴マーチャンダイザー、県の松浦達也農林水産政策局長が13日、県庁で記者会見して発表した。

県産食材の認知度やブランド価値の向上を目指す県の取り組みの一環。県とローソンは2003年8月に包括連携協定を締結し、これまでに25商品の開発で協力している。

今回のコラボ商品のうち、「和歌山うまいもんおにぎりセット」(360円)、「とろ生食感のチーズケーキ(和歌山県産温州みかんの果汁入りソース)」(158円)の2点は県との共同開発によるローソンオリジナル商品。20日から約1カ月間の販売を予定している。

おにぎりセットは、「紀の国みかんどり」を使った生姜風味の鶏そぼろ、梅酢で味付けしたシラスを具材にした2種類のおにぎりと、紀州南高梅の梅干しなどを添えた、夏にうれしいさっぱりした味わい。ケーキは、滑らかなチーズケーキに県産温州ミカンの果汁を使用したソースをトッピングした爽やかなスイーツとなっている。

わかやま総文の準備、運営に取り組む生徒企画委員会の総務部会の生徒が中心となって協力。パッケージは生徒のデザインを基に作られ、大会マスコット「きいちゃん」があしらわれている。

さらに27日には、県産梅ピューレとハッサクを使った「わかやまポンチゼリー」(246円、谷尾食糧)、県産温州ミカン果汁入りの「スコール わかやま温州みかん」(151円、南日本酪農)を近畿地区で先行発売。パッケージは生徒の投票で決まった。中部地方などに販売を拡大する予定。

ローソンが高校総文とコラボするのは15年の滋賀大会以来という。江口支店長は「総文の応援と地域の活性化に努めていきたい」、松浦局長は「県としても非常にうれしい企画。県産食材と総文の両方のPRになり、効果に期待している」と話していた。

 

紀の国わかやま総文のコラボ商品をPRする(右から)松浦局長、江口支店長、小池マーチャンダイザー

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