和北が点取り合い制す 貴志川は守備ミス響く

第103回全国高校野球選手権和歌山県大会は14日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で2試合があり、第1試合では和歌山北が14―9で貴志川に勝った。

 

和歌山北 0 0 2 3 1 4 3 0 1 14
貴志川 0 3 0 0 0 4 2 0 0 9

〔北〕竹内、森、尾嵜、弓塲―野田〔貴〕裏田、野手、裏田―西口▽2塁打=井上、篠田、藤本、雑賀(北)、安井(貴)▽3塁打=吉田(北)、柴﨑(貴)

 

和歌山北が10安打を放ち、相手の失策、四球に乗じて着実に得点を重ねた。

2回に3点を先制されたが、すぐさま2点を返し、3回以降は毎回得点の猛攻を見せ、粘る貴志川を突き放した。

9回は8番・吉田が三塁線を鋭く破る適時打を放ち、1点を追加した。
投手陣は6、7回と貴志川の反撃に遭ったが、ピンチで粘り強く投げ、8、9回は得点を許さなかった。

貴志川は3点を先制したが、投手の四球や守備の失策が響き、ずるずると失点を重ねた。

打線は中盤以降反撃したが、懸命の追い上げも及ばなかった。

貴志川の秦野俊哉監督は「守備を鍛え上げてきたつもりだったが、ここまで弱いところが出るとは。野球は難しい。打線は序盤に普段どおりのスイングができなかった」と話した。

 

9回、適時打を放つ吉田(和北)

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