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和歌山東が逆転で８強入り　高校野球11日目

第１０３回全国高校野球選手権和歌山大会は１１日目の１９日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で３試合があり、第１試合では和歌山東が５―３で和歌山商に逆転勝ちし、８強入りを決めた。

【３回戦・第１試合】

和歌山商	2	0	1	0	0	0	0	0	0	3
和歌山東	1	0	0	0	1	0	3	0	X	5

〔商〕宮田率、吉田新―竹本〔東〕田代、山田―笠本▽２塁打＝加瀬田、小池２（商）佐々木２（東）

和東は１点を追う７回裏、３番・高橋の適時打、暴投などで３点を挙げ逆転した。先発の田代は３回までに３点を失うも、その後立ち直り、ピンチの場面でも落ち着いた投球を見せて味方の逆転劇を呼び込んだ。８回からは左腕の山田が登板し、無失点で試合を締めた。

和東の米原寿秀監督は「前半は持ち味の攻撃ができていなかったが、後半に追い付き追い越せて良かった。ほっとしている」と振り返り、７回３失点と試合をつくった田代については「球自体は良く、本当に頑張ってくれた」とたたえた。

和商は１回に３番・小池の適時打などで２点を先制。３回にも１点を加えたが、その後は本塁が遠かった。田中誠藏監督は「序盤はうちのペースで進められたが、４点目を取れなかった。５回までにもう１点欲しかった。なかなか足も使わせてくれなかった」と振り返り、３年生については「入学した頃はキャッチボールもままならない選手たちだったが、強豪校とここまで戦える良いチームになってくれた。よく監督に付いてきてくれた。春に比べて打撃の成長が見えたと思う」と努力をたたえていた。