税務署でクラスター 2回接種後の陽性者も

和歌山県は22、23日の2日間で、県内の10~60代の26人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。和歌山税務署(和歌山市二番丁)で職員の感染が計5人となり、60例目のクラスター(感染者集団)に認定された他、ワクチンを2回接種した人の陽性が県内で初めて確認された。

26人の保健所管内別内訳は、和歌山市10人、海南3人、岩出5人、橋本6人、湯浅と県外が各1人。県内入院の25人に重症者はいない。

和歌山税務署のクラスターは、5人のうち2人が県外で陽性が確認された。

ワクチンを2回接種済みで感染した人は、濃厚接触者としての検査で陽性が判明し、症状はない。少なくとも7週間前に2回目の接種を受けていた。

県福祉保健部の野㞍孝子技監はワクチンについて、重症化予防、感染予防の効果が期待されるとした上で、「(効果は)100%ではない。接種後もマスク着用などの感染対策の徹底をお願いしたい」と呼び掛けた。

県内の感染者は累計2785人、入院中の患者は61人、変異株陽性者は900人。ウイルスのゲノム解析で新たに1人がデルタ株(インド型)と確定し、累計4人となった。

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