慎重な帰省など 感染対策で県が「お願い」

新型コロナウイルスの感染が東京を中心に全国で再拡大し、和歌山県内も感染者の増加傾向が顕著なことを受け、仁坂吉伸知事は28日、帰省について慎重に行動すること、ワクチン接種後も感染対策を徹底することなど、改めて県民への「お願い」を発表した。

「お願い」では、東京五輪やパラリンピックについて、飲食店などに集まっての観戦を控え、家族など普段から会う人と自宅で応援すること、東京や大阪などへ出掛ける際は会食を控えること、県内への帰省は、在住地の感染状況を踏まえることなどを求めている。

ワクチン接種後もマスク着用などの感染対策を継続すること、できるだけ在宅勤務(テレワーク)を活用すること、何か症状が出た場合は通勤通学を控え、直ちにクリニックを受診することも改めて呼び掛けている。

県内の第4波の分析では、県外への外出や県外の人と接触して感染したと推定される人(3月14日~5月31日)のうち、都道府県別の感染ルートは大阪府がトップの74%を占めている。

28日の定例記者会見で仁坂知事は、「一番心配しているのは大阪への通勤通学者の感染」と述べた。

 

フリップを示しながら県民への「お願い」を説明する仁坂知事

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