スーパーで盗撮防止 店と買い物客に感謝状

盗撮被害を未然に防いだとして、岩出署は岩出市の仲勇樹さん(32)と同市中迫のスーパー、NEX岩出中迫店に感謝状を贈呈した。

同署などによると、6月10日買い物をしようと仲さんが同店を訪れたところ、買い物カゴを持たずに挙動不審な様子の男を発見。すれ違う際、男が靴に小型カメラを設置し、レンズの反射が見えたという。その後、店内で女性客を追い掛けるように移動する男の姿を見た仲さんが、スカート内などを盗撮する目的だと確信し、店員に伝えた。

店員から報告を受けた同店の従業員、堀川義秀さん(51)が声を掛けると、男は逃走を試みたため、別の従業員、井戸将登さん(34)が追い掛けて男を確保し、同署に通報。盗撮による被害を未然に防止した。

同署の植松勝己署長から感謝状を受け取った仲さんは「岩出に住んでまだ1年たっていないけれど、地域に貢献ができて良かった」と笑顔。同店を代表して出席した堀川さんは「店のモットーはお客さまにワクワクしながら買い物してもらえるように努めることなので、ワクワクを消すようなことを未然に防げて良かった」と話していた。

同署の柳本昌孝副署長は「高い防犯意識で犯罪抑止につなげていただき、本当にありがたい」と感謝していた。

 

(左から)植松署長、仲さん、堀川さん、柳本副署長

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