和歌山県誕生150年 記念式典の観覧募集

和歌山県誕生150年記念式典が9月25日午後0時半~5時、和歌山市小松原通の県民文化会館大ホールで開かれる。東京大学名誉教授の御厨貴さん、印南町出身の芥川賞作家、辻原登さんの講演をはじめ、演奏、映像上映などがあり、8月20日まで観覧者を募集している。

徳川御三家の紀州藩は明治2年(1869)、和歌山、田辺、新宮の3藩に分けられ、同4年(1871)の廃藩置県によりそれぞれ県に代わり、さらに同年11月22日、3県と五條県の旧高野山領が統合され、現在の和歌山県が誕生した。

県は1989年7月、条例で同日を「ふるさと誕生日」と定め、県民が郷土への理解や関心を深める日としてきた。

式典では、御厨さんが「和歌山の近代150年を問う」、辻原さんが「わが生地、わが聖地・熊野」と題して記念講演を行う他、いずれも2020年度県文化奨励賞を受賞している橋本市出身の尺八奏者、辻本好美さんと和歌山市出身のピアニスト、中谷政文さんの2人が記念演奏を披露する。

県が小中高校生を対象に募集した作文「未来へのメッセージ」の最優秀賞3人による作品の朗読、県の歩みを紹介する映像の上映もある。

また、会場前ではプレミア和歌山推奨品など県産品の販売を行う(午前11時半~午後5時半)。

観覧は無料。定員1800人。希望者は、代表者の名前(ふりがな)、郵便番号、住所、電話番号、同伴者の名前(同)を記入し、ホームページ、ファクス、郵便のいずれかで記念式典事務局(http://wakayama150.telewaka.tv/、FAX073・452・7380、〒640―8533和歌山市栄谷151)に申し込む。1回の応募で2人まで。当選者には9月上旬に入場券を発送する。

問い合わせも事務局(℡073・455・5721)。

和歌山県は誕生150年を迎える(県庁)

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