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集団での飲食控えて　新たに64人の感染確認

和歌山県は１８日、新たに幼児から７０代の男女６４人が新型コロナウイルス感染症に感染したと発表した。一日の感染者数は１７日の６７人に次ぐ過去２番目の多さで、２日連続で６０人超となった。

直近１週間の人口１０万人当たりの感染者数は県全体で３６・８人と、前日の３３・８人を上回り過去最多。１８日現在、保健所管内別にみると、多い順に、御坊５６・５人、和歌山市３７・１人、岩出３４・６人、新宮３２人、田辺２７・２人。

６４人の保健所管内別内訳は、和歌山市２６人、海南１人、岩出９人、橋本４人、御坊２人、田辺１１人、新宮４人、県外７人。

和歌山市中之島の古田会計事務所では、同日、従業員２人の感染が発表され、すでに感染が確認されている従業員も含め感染者は計５人となり、県内７１例目のクラスター（集団感染）に認定された。１２日同市内の飲食店で感染が発表された５人を含む従業員１０人で約２時間、飲酒を伴う会食をしたという。

県内の感染者は累計３６４８人、入院中の患者は３２７人（重症者は１５人）、病床使用率は６３・５％。入院者数が３００人を超えるのは１０８日ぶりで、第５波では最も多い。県福祉保健部の野㞍孝子技監は、現時点では当日中に入院調整はできているものの「この調子で行くと大変厳しくなる」と懸念。現在病床数の増床を要請しているという。

変異株スクリーニング検査による陽性者は累計１６４８人で、うちデルタ株（インド型）は４０６人（４４人はゲノム解析で確定）となった。

２日連続で一日の感染者数が６０人を超えたことについて野㞍技監は「大変危機感を持っている」とし、「集まっての飲食、スポーツ活動など控えていただきたい。大変重要な時期。命を守る行動をとってもらいたい」と呼び掛けた。