コロナ禍も交流 星林高でオンライン留学

コロナ禍で海外留学など、国際交流が途絶えがちな今、星林高校(和歌山市西浜)ではネット環境を利用し、〝こんなとき〟だからこその新たな取り組みとして、「オーストラリアオンライン留学プログラム」を企画し、18日から23日までの4日間で開かれている。

国際教育部の野田勇人教諭(35)によると、例年であれば夏休みを利用した留学や、諸外国との交流がある中、「コロナ禍でも何かできることを」と年明けから企画し、留学エージェント「留学ジャーナル」の紹介のもと、オーストラリア・ケアンズのマランダ高校へのオンライン留学が決まった。

希望者を募り、国際交流科の15人が参加。両校がオンラインでつながり、英語を使ったゲームなどで交流を深めた。

現地校と2回目の交流を行ったこの日、星林高校の生徒らが県の観光地や自然の魅力などを発表し、「日本に来たらぜひ和歌山に来てください」と呼び掛けた。フリートークでは「好きなおすしのネタ」や「オーストラリアで人気のネットボール」などについて、両校の生徒らが積極的に質疑応答を行い、交流を図った。

同校3年生の木村雪乃さん(17)は「発表は緊張したけれど、ネットボールなど文化の違いも知れて楽しかった」「英語をもっと話せるようになって、海外の文化にもふれたい」と話した。野田教諭は、「オンライン留学を通して、留学が選択肢になるなどのきっかけになれば」と期待を込めた。

県の魅力を伝える生徒ら

県の魅力を伝える生徒ら

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