書で「楽」を表現 紀の川市でアート教室

「紀の国わかやま文化祭2021」(10月30日~11月21日)の和歌山県実行委員会が主催する障害者交流事業の一環として20日、紀の川市桃山町調月の総合センター桃山会館で「書道アート」の出前教室が開かれ、地元の子どもたちが文字で気持ちを表現した。

県は7月から県内の障害福祉サービス事業所で出前教室を実施。講師は書道歴40年で桃山町在住の名倉くみ子さん(61)が務めた。

同日はつぼみ園(同町調月)の園児11人が参加し、名倉さんと一緒に大きな筆を使って「楽」という文字をしたためた。園児は大胆に大きな文字を書いたり、カラフルな色を用いたりしてそれぞれの楽しさを表現した。

名倉さんは「心から楽しんでもらうことが大事。子どもたちには書道で文字を書けたという喜びを感じてもらえれば」、県企画部の岡哲司紀の国わかやま文化祭担当参事は「子どもたちが伸び伸びと書いた作品。会場で作品を見て元気になってもらえれば」と話した。

今回の作品は11月13、14日に和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで開く「食と芸能をテーマとしたイベント」で展示する予定。

楽しく文字を書く子どもたち

楽しく文字を書く子どもたち