病床使用率は96.5% 1人死亡、85人が感染

和歌山県は25日、新たに県内で乳児から80代までの85人が新型コロナウイルスに感染し、和歌山市の80代の女性が死亡したと発表した。入院患者数は過去最多の558人で病床(578床)の使用率は過去最高の96・5%となった。

感染者の保健所管内別内訳は和歌山市35人、田辺17人、岩出14人、新宮と橋本が各4人、海南3人、御坊2人、湯浅1人、県外5人。

直近1週間の人口10万人当たりの感染者数は61・7人。全ての保健所管内で初めて「感染爆発段階」のステージ4の指標である25人を超えた。

和歌山市の古梅記念病院では新たに職員と患者7人の感染が分かり、クラスターは33人となった。うち18人が臨時病床として同院に入院している。

那智勝浦町立温泉病院では、職員と患者だった3人の感染が判明。感染確認は計7人となり、県は78例目のクラスター(感染者集団)に認定した。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は「このままでは今の危機的な状況が続かざるをえない。和歌山県の医療を守るんだ、みんなの命を守るんだという気持ちで節度ある行動を取ってほしい」と強く訴えた。

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