教育現場の感染対策を 知事が呼び掛け

仁坂吉伸和歌山県知事は8月31日、県立学校などで新学期が始まるのを前に、教育に関係する現場での新型コロナウイルス感染予防対策の徹底など、県民への「お願い」の一部変更、追加を発表した。

9月1日から、県立学校のうち中学・高校は隔日の分散登校とオンライン授業を実施。部活動はガイドラインに沿って行い、練習試合は控えるとしている。

学童保育については、空き教室の活用などで密集を避け、会話時はマスクを着用し、おやつの提供を控えるなどの対応を取る他、感染者が出た場合に濃厚接触者などを特定できるよう、利用者の名簿や連絡先を保健所に情報提供できるよう準備を求める。

習い事や塾にも学校に準じた感染予防対策を呼び掛ける。

院内感染による複数のクラスター発生を受け、医療現場には一層の対策を要請し、病院を退院後に福祉施設を利用、入所する場合にも検査の徹底を求める。

県内の新規感染者数はやや減少しているが、隣接する大阪府は増加が続いており、仁坂知事は「大阪が減ってこないと和歌山も安心はできない」と話した。

教育現場などの感染予防対策を呼び掛けた仁坂知事

教育現場などの感染予防対策を呼び掛けた仁坂知事

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