最善の環境で 教員ら新学期に向け準備

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて8月末まで延長されていた夏休みが明け、和歌山県立高校や特別支援学校、和歌山市と岩出市、紀の川市の公立小中学校でも1日から学校が再開する。

始業式を前に、県立桐蔭高校(和歌山市吹上、笹井晋吾校長)では、教員向けの勉強会を開き、オンライン授業で活用するソフト「teams」の使用方法や、オンライン授業の進め方などの最終確認をしながら準備を進めてきた。

同校ではコロナ禍で休校となった昨年、教員らがユー・チューブで動画を配信し、授業を進めていたが、今回は分散登校となるため、授業をオンラインで生中継する。

同校でICTを担当する藤木郁久教諭は、「ネット環境や通信状況などの課題は、実際にオンライン授業をやってみないと分からないが、今考えられる最善の準備は全てやってきた。1回で全てうまくいかなくても、日々改善していければ」と意気込み、「どんな状況でも、生徒らに最善の学びの環境を提供できるよう前向きに準備を整えている」と話した。

オンライン授業の最終確認を行う教員ら(桐蔭高校提供)

オンライン授業の最終確認を行う教員ら(桐蔭高校提供)

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