感染予防対策を徹底 新学期がスタート

新型コロナウイルスの感染者急増を受けて1週間延長となっていた夏休みが明けた1日、和歌山県立学校をはじめ、本紙エリアでは和歌山市、岩出市、紀の川市の3市立の小中学校で始業式が行われた。海南市は8月23日、紀美野町は同24日に始業式が行われ、すでに2学期が始まっている。

県立中学・高校は当面の間、隔日の分散登校としている。

和歌山市中野の貴志南小学校(児童305人)では、夏休みの延長を受け、児童がタブレットを持ち帰る場合を想定した教員研修を行い、2学期の準備を進めながら、万一に備えたオンライン授業への準備も整えてきた。

この日、同校では、各教室で放送を通して始業式を実施。寺上円女(まるめ)校長はスピーカー越しに、「先生たちは全員、みんなが元気に楽しく過ごせる学校にしたいと思っています。しっかり手を洗う、マスクを着ける、朝熱を測ってくるなど、一人ひとりができることをしっかりすることも、みんなが元気に楽しく来ることにつながります。2学期も『みんなが』『みんなで』楽しい学校にしていきましょう」と呼び掛けた。

4年2組のクラスでは、女子児童が「勉強を頑張ったり、早起きして歩きに行ったりして、いいリズムで生活ができて、楽しかった」と夏休みを振り返った。別の女子児童は2学期が始まったことを受け、「学校でみんなに会えるのも、一緒に授業を受けられるのもすごくうれしい」とにっこり。「早くコロナが消えてほしい」と願っていた。

 

夏休みの宿題を提出する児童ら

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