事業者支援金など補正 9月県議会が開会

9月定例和歌山県議会が8日、開会し、県当局は新型コロナウイルス対策費などを中心とする総額175億4100万円の2021年度一般会計補正予算案などを提出した。

仁坂吉伸知事は提案理由説明の中で、新型コロナの現状について「厳しい状況は続くが、ワクチン接種が行き渡れば、必ずこの惨状は収束すると確信している」と述べ、全国唯一の全員入院などの医療体制の堅持、打撃を受けた事業者へのさらなる救済措置などに取り組む考えを示した。

補正予算案の主な内容は、新型コロナ対策の経済活動継続支援として、7~9月に月間売り上げが前年比または前々年比30%以上減少した事業者に対する「飲食・宿泊・サービス業等支援金」に20億2147万円、幹線道路整備やトンネルの老朽化対策など国庫補助の公共事業に111億1456万円など。

9月議会への提出案件は予算関係を含む議案12件、委任専決報告8件など。任期満了に伴う人事案3件の追加提案も予定。会期は28日までの21日間。15~17、21日に一般質問、22、24日に常任委員会が予定されている。

 

新型コロナウイルス対策などを説明する仁坂知事

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