水墨画で自由に 華水会が市民会館で作品展

水墨・墨水画を描く華水会(小川華瓣会長)の第36回作品展が15日から19日まで、和歌山市伝法橋南ノ丁の市民会館展示室で開かれる。

同会は、同市の水墨画家・小川さんの社中の会。38年前に創立し、初回の作品展は12人でスタートしたという。

今展は、30代から90代の会員64人が、風景や花、人物をモチーフにした水墨・墨水画の軸、額、色紙作品64点が並ぶ。

和歌山城や丹生都比売(にうつひめ)神社を描いた作品の他、桜やヒマワリ、彼岸花など季節の花をモチーフにした水墨画が、墨の濃淡や細かい筆遣いで表現されている。

苗場の雪景色「深々と」を出品している脇中須万さん(75)は「墨で雪の表情を出すのが難しかった。描いているときが一番楽しく、至福の時」と笑顔。小川さん(74)は「墨だけで描くのは難しいけど楽しい。既成概念のない水墨画を目指して、自由に描いた作品が並んでいるのでぜひ見に来てください」と話している。午前10時から午後5時(最終日は3時)まで。

求愛のダンスを踊るタンチョウなどさまざまなモチーフの作品が並ぶ

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