体験ツアー参加募集 海と日本プロジェクト

子どもたちに、和歌山の海の美しさを再発見し、海を守る大切さを再認識してもらおうと、海と日本プロジェクトin和歌山県実行委員会は10月16、17日の両日、田辺市と白浜町で体験ツアーを実施。小学校5、6年生を対象に現在参加者を募集している。実行委では「普段の生活では、なかなか得られない学びや体験ができる2日間。イベントを通じて、自分たちが暮らしている和歌山がどれほど海洋環境が豊かであるかを知り、保全への意識を高めてもらえれば」と話している。

「海を学び未来に伝える2021~わかやま海守り隊~」と題した企画で、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる日本財団海と日本プロジェクトの一環。1泊2日の日程で参加費は無料。

子どもたちは「わかやま海守り隊員」として、南紀地方の水産資源の現状や諸問題を学び、生態系を現地調査。2日間で感じた、海への思いをポスターで表現する。

旅には、和歌山県「住みます芸人」の「わんだーらんど」、ミュージカル女優として活動する柳橋さやかさんが同行し、学びをサポート。2日間の様子はテレビ和歌山の番組で放送予定。

初日は午前7時15分に和歌山市のJR和歌山駅東口に集合し、バスで移動。白浜町では、近畿大学水産研究所白浜実験場で、養殖の歴史や養殖について最先端技術(クロマグロの完全養殖)などを教わり、京都大学白浜水族館では、海の生き物解説ツアーを体験する。

また、和歌山発祥で、和食には欠かせない鰹節に関する講演や削り体験などもある。

田辺市では、天神崎で磯の生き物採集や観察会を行い、環境保全について理解を深める。

募集人数は20人程度。希望者はテレビ和歌山ホームページから申し込む。多数の場合は抽選となる。締め切りは24日午後11時59分。

問い合わせはテレビ和歌山内実行委(℡073・455・5721=平日午前10時~午後6時)。

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