リフレッシュプラン再開へ 県議会に補正予算

和歌山県民による県内旅行の費用を1泊あたり最大1万円助成する「わかやまリフレッシュプラン」の再開に向け、県は21日、関連費用22億1650万円を増額する2021年度一般会計補正予算案を、開会中の9月県議会に追加提案した。

同プランは、登録事業者が販売する1人あたり5000円以上の企画旅行などを対象に、1泊あたり最大1万円(総旅行代金の2分の1以内)を割引する事業。額面5000円の電子チケットを2500円で販売し、さらに登録された土産物店などで利用できるクーポンが、1人1泊あたり2000円分ついてくる。

昨年7~9月に第1弾、ことし6月に第2弾が販売され、特に第2弾は発売からわずか20日で完売。再開について15日の県議会一般質問で問われた仁坂吉伸知事は、「予算を計上しておくことで、感染が落ち着いた場合には早々に事業が再開でき、観光事業者への支援のメッセージにもなる」と述べ、予算案の追加提出を表明していた。

財源は、国の地域観光事業支援事業と新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用する。今回の補正後の一般会計は、総額6515億2254万円となる。

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