お困りサポート登録を 和市が集団接種追加

和歌山市は24日、新型コロナウイルスワクチンの希望者への接種を10月末で完了することを目指し、10月にさらに2回、集団接種を追加で行うと発表。接種の予約が取れていない市民らが対象の「お困りサポート」の登録者に優先予約の期間を設け、定員に空きがある場合に一般予約も受け付けるとしており、市は登録制度の利用を呼び掛けている。

市内のワクチン接種率は、12歳以上の接種対象者33万1089人に対し、24日時点で1回目が77・4%、2回目が70・6%。市は、接種希望者は対象者の85%程度とみており、接種作業は終盤を迎えている。

お困りサポート登録制度は21日に開始し、24日午前7時現在の登録者は147人。登録者には、集団接種希望の場合は優先予約を、個別接種希望の場合は医療機関を案内する。

サポート制度の開始から期間が短く、周知も十分とはいえないが、11月以降はファイザー社製ワクチンの国からの供給が未定であるため、市は登録期限を、集団接種希望者は9月30日、個別接種希望者は10月31日と設定している。

新たに行う集団接種は、10月8日午後5時半~8時が定員120人(2回目は29日)、10日午前10時~午後6時が定員300人(同31日)。会場はいずれもイオンモール和歌山。1日午前9時~3日午後5時は登録者の優先予約期間とし、定員に達しなければ5日午前9時に一般予約を開始する。

市内のワクチン接種状況を説明する尾花正啓市長

市内のワクチン接種状況を説明する尾花正啓市長

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