寄付講座の優秀生表彰 県土地家屋調査士会

和歌山県土地家屋調査士会(和歌山市四番丁)は9月29日、和歌山大学(同市栄谷、伊東千尋学長)で実施している寄付講義「国家基盤づくりに係る土地・家屋の調査」で優秀な成績を納めた経済学部3回生の工藤望さんと、4回生の津田宙哉(ひろすけ)さんを表彰した。

2015年度に始まった同講義は、同調査士会の会員が講師を務め、不動産登記や境界紛争などをテーマに講義する。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、本年度は対面で実施されたガイダンスと第2講以降は全て動画配信による遠隔授業で行われた。

同会館で行われた本年度の成績優秀者表彰式もオンラインで実施され、受賞者2人に加えて、同大から芦田昌也経済学部長、足立基浩教授、柳到亨教務委員長が出席。同会からは服部正会長、嶌村拓滋副会長、角光弘広報部長と、寄付講義委員会の片岡聖佳委員長、仲谷雅弘副委員長が出席した。

式の冒頭で芦田経済学部長が「学外の専門家によって実践的な学びができる講義は、大学や学部にとって非常に重要な役割となっている」と感謝の意を伝え、服部会長が画面越しの受賞者らに表彰状を読み上げて功績をたたえた。表彰状は後日郵送される。

片岡委員長は「土地家屋調査士の国家試験に挑戦することをお勧めし、社会人になった後も不動産の知識を生かして活躍してくれることを期待しています」とエールを送った。工藤さんは受賞について「まさか僕がという感じですが、とても光栄」と笑顔。津田さんは「講義を通してさまざまな選択肢が増えたのはうれしいこと」と話した。

表彰状を読み上げる服部会長(左から2人目)

表彰状を読み上げる服部会長(左から2人目)

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