ベトナム実習生に給水 和歌山市北部断水で
オーダーカーテンショップ「ジャストカーテン」を運営する㈱インテリックス(和歌山市里、木村明人社長)は、断水地域にある本社・和歌山工場内にある研修センターで暮らすベトナムからの実習生18人のため、貯水タンクへの注水作業を昼夜続けている。
木村社長によると5日、100~500㍑のタンクが手に入ったため、同社の社員らが午前11時から午後9時ごろまでジャストカーテン岩出店から何度も往復しながら水を運び、貯水タンクに注水。実習生らはシャワーを浴びるなど、節水しながらも水を使える状況に安堵(あんど)しているという。
断水となる前の3日夜、断水の情報を知った木村社長がセンターに行き、できるだけ水をやかんなどの容器にためておくように伝えると、ごみ袋を二重にして水を入れるなど、実習生らはテキパキと行動。木村社長は「断水に慣れているかのような行動だった」と振り返る一方、「言葉の壁がある分、どういう状況で、どういう立場にあるのかといった情報伝達が非常に重要」と話し、「日本語が話せる人でもスピーカーの放送は聞き取りにくいので、国や県がより積極的に多言語で情報伝達をしてもらいたい」と願っていた。
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