国内旅客コロナ前の5割 8月の関空利用状況

関西エアポート㈱は関西国際空港の8月の利用状況を発表した。新型コロナウイルス変異株の予防措置による水際対策強化の影響で、国際線旅客の動きは引き続き限定的となり、国内線も便数は回復したものの、緊急事態宣言などが影響し旅客数はコロナ禍前の一昨年比で5割程度にとどまった。

総発着回数は6295回(前々年比66%減)、国際線発着回数は2820回(同80%減)、国際線旅客便発着回数は400回(同97%減)、国内線発着回数は3475回(同22%減)となった。

航空旅客数をみると、総旅客数は35万2735人(前々年比88%減)、国際線旅客数は1万7138人(同99・2%減)で、国際線旅客数のうち外国人は6086人(同99・6%減)、日本人は1万466人(同98・7%減)。国内線旅客数は33万5597人(同49%減)だった。

国際貨物便は、旅客便減少による供給の逼迫(ひっぱく)が続き、発着回数は前々年比92%増の2256回。国際貨物の扱い量は6万5335㌧(前々年比7%増)となった。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧