WAKAYAMA NEWS HARBOR
和歌山さんぽみちプロジェクト

「カップゼリー」と「フルーツ羊羹」

前号では、カリカリとした食感が特徴で、高級な砂糖をまぶしたお菓子「三宝柑ピール」を取り上げた。和歌山県産の果物を使った商品が他にもある。今週は、三宝柑を使ったカップゼリーとフルーツ羊羹を紹介したい。
飯島商店が販売するカップゼリーは、フルーツジュースの味を大切にしたゼリー。厳選されたフルーツを寒天で凝縮させたもので、フルーツ本来の爽やかな味を楽しむことができる。
三宝柑のカップゼリーは少し薄い黄色をしている。苦みは感じられず、くせのない味わいと特有の香りが広がる。色は薄めであるが味はしっかりしており、コクを感じることができる。三宝柑の他にも、田辺市産のじゃばらや、南高梅を使ったゼリーも販売。いずれも、ジュースを飲んでいるような濃い味わいが特徴で、旬の季節外でも本物の味を楽しむことができる。
商品の特性上、地方発送はできず上田本店での販売に限られ、上田市を訪れないと購入できないという価値あるもの。これらを身近に購入できる上田市民がうらやましい。
他にも、飯島商店ではアラカルト商品として「みすゞフルーツ」というフルーツ羊羹が販売されている。新鮮な果物の風味を詰め込み、乾燥を加えないことでフレッシュな味わいを残した商品。旨味が濃縮された羊羹は見た目も美しく、まるで宝石のような透明感があることも特徴。三宝柑、うめ、もも、ぶどう、あんずの5種類が販売され、こちらは同店のウェブサイトからも購入できる。
一年を通して本物の果物の味わいを感じられる商品の数々。実際に上田市を訪れ買い求めてみてほしい。(次田尚弘/上田市)