ピンクのキリギリス 紀の川SAで見つかる

「きれいな色やなぁ」。

和歌山市北野の阪和自動車道紀ノ川サービスエリアで、珍しいピンク色のクビキリギス(キリギリス科)が発見された。

見つけたのは、昆虫が大好きな大阪府寝屋川市の岩﨑嘉太郎くん(4)。父親が田辺市の出身で、帰省中に草の上でじっとする全身ピンク色の姿を発見し、「わぁ、ナニコレ!」とびっくり。虫捕り網でそっと捕まえた。

ピンク色のクビキリギスは成虫で体長は4㌢ほど。嘉太郎くんは近所の友人らに「すてきな虫捕ったよ」とうれしそうに見せ、自宅で大切に育てていくという。

昆虫を研究する県立自然博物館の松野茂富学芸員(34)によると「クビキリギス自体は県内の河川敷や田んぼなどでよく見掛ける」が、「ピンク色の個体はまれで、遺伝的な色彩異常が原因ではないか」と推測。同館で把握している県内の発見事例も6件ほどだという。

うれしそうにピンクのクビキリギスを手に乗せる嘉太郎くん(父・大祐さん提供)

うれしそうにピンクのクビキリギスを手に乗せる嘉太郎くん(父・大祐さん提供)

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧