昼間見るのは珍しい!? 根来山でシロマダラ

日中出合えればラッキー? 和歌山県岩出市根来の根来山げんきの森で、「幻のヘビ」とも呼ばれたシロマダラが発見された。

シロマダラは、日本固有種で全国に分布。毒はなく、夜行性で人目につくことが少ないことから、過去には「幻」と称されたこともある。

発見したのは、根来山げんきの森倶楽部の岡田和久事務局長(63)。同森で乾燥させていたまきを移動する際、その下でじっと潜むシロマダラを見つけた。大きさは50㌢ほど。このヘビと出合うのは約5年ぶり、4回目という岡田さんは「あ!いる」とうれしくなりしばらく観察。つかむと逃げようとして指にかみ付いてきたという。その後はそっと野に帰した。

県立自然博物館によると近年、紀美野町やかつらぎ町、海南市でも目撃情報があり県内の広い範囲に生息していると見られるが、昼間に姿を確認できるのは珍しく、頭の後ろの白い模様が薄いことなどから、成体ではないかという。

岡田さんは「久しぶりに生きている姿をこの森で確認できてうれしかった」と話していた。

発見されたシロマダラ(岡田事務局長提供)

発見されたシロマダラ(岡田事務局長提供)

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