和市と白浜に進出 新規事業開発支援レリック

企業の新規事業開発を支援する㈱Relic(レリック、東京都渋谷区、北嶋貴朗代表取締役CEO)が和歌山市と白浜町にサテライトオフィスを同時開設することが決まり、25日、県庁知事室で進出協定の調印式が行われた。

同社は新規事業開発の企画立案から、関連するシステム開発、事業化までを一貫して支援し、独自のクラウドサービスも展開。2015年の創業から6年で2500社以上の企業を対象に1万2000以上の事業を支援した実績がある。

コロナ禍により新規事業開発支援の需要が高まり、急成長を遂げており、今回の進出は、さらに事業を拡大するための拠点整備の一環。

和歌山市では県JAビル(美園町)にシステム開発拠点を、白浜町では、県と町の補助で整備されたITビジネスオフィス「アンカー」にインサイドセールス(内勤営業)の拠点を設置する。3年間で正社員55人(うち地元50人)を雇用し、今月中にも操業を予定している。

調印式では、北嶋CEOと仁坂吉伸知事、尾花正啓市長、井澗誠町長が進出協定書に署名した。

仁坂知事は、創業が日本にとって非常に重要であり、その支援に取り組む同社の進出について、「すごい会社が和歌山に拠点を置いてくれるのは大変心強い」と期待を示し、北嶋CEOは「志を持って挑戦する人が正しく報われる社会を目指している。和歌山の優秀な人材が活躍する一助になりたい」と話した。

 

協定書を手にする北嶋CEO(中央)、仁坂知事(左端)ら

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