和歌山の魅力再発見 「紀州騎士」上映

「紀の国わかやま文化祭2021」の上映作品として、30日から県内5カ所の会場で映画「心を救え 紀州騎士 きしゅうでないとぉ!」が上映される。孫市まつりの野外演出などを手掛ける中野広之さん脚本・監督の作品。県出身の七海薫子さん、原田龍二さんが主演。出演者の8割が県内在住者で、ベテラン俳優の田辺市出身の小西博之さん、旭屋光太郎さん、工藤堅太郎さんらも出演する。アクションと笑いが盛り込まれた内容。

市民団体「魅力発見!海南を撮りたい会」が制作。映画の舞台は湯浅町のしょうゆ屋角長。七海さん演じる新聞記者のさやかを主人公に、若者たちが農業、林業、漁業、しょうゆ造りなど、生きがいのある仕事を探すため、迷いながらも真っすぐに生きていこうとする物語。ロケは那智原始林や和歌山市雑賀崎、紀美野町などで行われ、県内の景観がスクリーンで楽しめる。中野監督は「人生は何度でもやり直すことができる。疲れたら休んでもいい。道はいくつもあることを、この映画を通して伝えたい」と話す。

オープニングの主題歌「紀州人」は、小西さん作詞、大根田晃久さん作曲。エンディング曲「倭」はロックバンド「THE BEAT」の岡村康司さんが作詞作曲を手掛けている。

30日午後2時~田並劇場(串本町)、31日午後6時~興禅寺(上富田町)、11月6、7日午後2時~・10、11、17日の午後6時~海南ノビノス(海南市日方)、9日午後6時~本願寺鷺森別院本堂(和歌山市鷺ノ森)、18日午後6時~天野地域交流センター「ゆずり葉」(かつらぎ町)で上映。

6日は小西さんと「紀州人」メンバーによる歌披露があり、17日は原田さんと七海さんが舞台あいさつを行う。上映時間は120分。料金は1000円。

チケットの購入や問い合わせは、魅力発見!海南を撮りたい会(℡090・1464・1124)へ。

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