県内で160の催し 紀の国わかやま文化祭開幕

国内最大級の文化の祭典「紀の国わかやま文化祭2021」(国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭)が30日、県内で初めて開幕した。11月21日までの期間中には「山青し 海青し 文化は輝く」をテーマに、県内各地で160を超える音楽や演劇、作品展示など、さまざまな催しを実施。ことしは県誕生150年となる記念の年でもあり、県内が文化と芸術一色に包まれる23日間となる。

このうち、11月14日には和歌山城ホール(和歌山市)で、広川町出身の濱口梧陵と勝海舟の交流を中心に描いたオペラ「稲むらの火の物語―梧陵と海舟」を上演。11月13、14の両日には和歌山ビッグホエール(同)で食文化と芸能が一堂に会する「わかやま食と芸能の祭典」が開かれ、期間中は同市の加太や友ヶ島で作品展示などの「カダハク2021」がある。

障害者交流事業も多数企画。11月7日まで和歌山ビッグ愛(同)では展覧会「アールブリュット和歌山展」が開かれる他、11月7日には紀の川市貴志川町の貴志川生涯学習センターで、障害のある人によるピアノコンサートや講演会などがある。

イベントの詳細は専用のホームページの他、県庁や市町村の役場などで配布している公式ガイドブックで確認できる。問い合わせは実行委員会事務局(℡073・441・2417)。

 

数字の「0(ゼロ)」が点灯する県庁前の紀の国わかやま文化祭カウントダウンボード

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