各分野で顕著な功績 秋の叙勲県内から46人

各界の功労者に贈られる秋の叙勲の受章者が3日に発令され、和歌山県関係では46人(うち女性6人)が受章する。内訳は旭日小綬章(旭小)が2人、旭日双光章(旭双)が8人、旭日単光章(旭単)が3人、瑞宝中綬章(瑞中)が1人、瑞宝小綬章(瑞小)が5人、瑞宝双光章(瑞双)が10人、瑞宝単光章(瑞単)が17人。県からの上申者の一部は19日県庁で伝達式が行われる。晴れの受章者は次の皆さん。

【旭日小綬章】池内茂雄(76)県建築士会会長、和歌山市小松原▽中西孝紀(72)県歯科医師会会長、同市東高松

【旭日双光章】池田一雄(70)、県食肉生活衛生同業組合理事長、同市鳴神▽久保隆一(73)元田辺市議会議員、同市本宮町請川▽髙垣幸司(70)元田辺市議会議員、同市上秋津▽土井深(72)県消防設備保守協会理事長、和歌山市太田▽福島幹治(72)元県LPガス協会会長、同市元博労町▽古川紀子(71)元県看護協会会長、同市島橋北ノ丁▽真野賢司(74)元県宅地建物取引業協会副会長、同市和歌浦東▽横山光裕(71)元県労働委員会委員、大阪府貝塚市

【旭日単光章】西山嘉造(79)橋本市浦之段区自治会区長、橋本市高野口町名古曽▽林和宏(74)㈱玉林園代表取締役、和歌山市中之島▽森尾正稔(81)元印南町教育委員会委員、元同町消防団第5分団分団長、印南町宮ノ前

【瑞宝中綬章】宮永健史(78)和歌山大学名誉教授、和歌山市内原

【瑞宝小綬章】笠松賢治(74)元生野郵便局長、和歌山市神前▽嶋田正己(74)元県福祉保健部長、同市小豆島▽中枌義博(70)元南税務署長、岩出市中黒▽西岡俊雄(74)元県農林水産部長、和歌山市西▽野村剛士(77)元県警本部刑事部長、田辺下三栖

【瑞宝双光章】上野修身(86)元和歌山労働基準監督署長、和歌山市福島▽上野展央(74)元新宮市消防団副団長、元同市議会議員、同市熊野川町日足▽木村祐三(76)元公立高等学校長、紀の川市北志野▽田村順正(82)タムラウインドウ㈱代表取締役、元県板硝子商工業協同組合理事長、和歌山市和歌浦西▽辻本芳孝(71)学校歯科医、紀の川市打田▽橋戸常年(74)元公立中学校長、紀美野町小畑▽林口功(74)元公立小学校長、海南市野上中▽葺石陽一(74)元日本郵政公社職員(特定郵便局長)、田辺市高雄▽村中隆子(77)元公立小学校長、岩出市山▽山本太思(86)元公立小学校長、田辺市むつみ

【瑞宝単光章】浅井榮志(72)元上富田町消防団分団長、同町生馬▽石橋享(65)元南海電気鉄道㈱施設指令区区長、和歌山市木ノ本▽岸野洋也(70)元新宮市消防団分団長、同市三輪崎▽木村惠美(62)特別養護老人ホーム「白水園」介護支援専門員、紀の川市藤井▽久保利明(63)元田辺市消防団副団長、同市龍神村西▽栗林久一(65)元御坊市消防団分団長、同市岩内▽小堀理惠子(57)片男波こども園園長、和歌山市鳴神▽酒本紀美子(74)民生・児童委員、御坊市島▽新田隆生(72)元野上町消防団分団長、紀美野町福井▽竹原昌男(69)元那智勝浦町消防団副団長、同町天満▽寺井大了(65)元日本郵政公社職員、紀の川市東国分▽仲澤妙美(59)労働者健康安全機構和歌山労災病院看護部長、和歌山市古屋▽名和千秋(60)那智勝浦鰹島灯台ほか1基灯火監視協力者、太地町太地▽野中忠彦(62)㈱尾花組職長、田辺市朝日ヶ丘▽廣本康嗣(68)元白浜町消防団副団長、同町日置▽宮前誠(69)元海南市消防団分団長、同市冷水▽森美喜男(76)元郵政事務官、みなべ町清川

 


(一社)元県LPガス協会会長
福島 幹治さん(72)
~和歌山市元博労町~

信頼守り地域密着

和歌山市に生まれ、関西学院大学を卒業後、丸善石油㈱(現コスモ石油)に入社。1983年に、1877年から続く家業の福島商店に入社。90年に有限会社に法人化し社長に就任。地域に密着した事業運営を心掛け「安全・安心・親切」をモットーに取り組んできた。

2015年には県LPガス協会の第11代会長に就任。市町村との災害時防災協定を締結。19年11月には県を含む全30市町村との間で締結し、避難所ごとに供給事業所を割り当て、供給体制を整備した。

70歳以上の高齢者のみが生活する家庭を訪問してLPガス器具などの安全点検を実施。事故の未然防止を図ろうと、16年度から協会事業として「高齢者保安対策推進事業」を立ち上げ地域密着を大切に取り組んできた。

18年には県と高齢者などの見守りに関する協定を締結。LPガスの配送車に「高齢者・子ども見守り」のマグネットシールを貼付して地域の「ながら見守り」や「声かけ運動」を行い地域の見守りにも力を注いだ。

受章については「協会として認めていただいてありがたい気持ちでいっぱい。信頼されるようにコミュニケーションを大切に仕事をしてきた。今後もお客さまとのつながりを大切に協力しながらやっていきたい」と話した。

 


㈱玉林園代表取締役
林 和宏さん(74)
~和歌山市中之島~

チャレンジ精神で挑む

広島県で生まれ、日本大学理工学部を卒業後、㈱淺川組に入社。1977年に同社を退職し、㈱玉林園の五代目に養子入りするのとほぼ同時期に同社へ入社。以来、約45年にわたりチャレンジ精神を忘れることなく、お客さまに喜んでもらいたい一心で、「ロープライス、ハイバリュー」を貫いてきた。

「かっこいい言葉だけれど、実践するのは難しい」と、自身の給料を支払えなかった過去を振り返り、それでも諦めなかったのは、「強い気持ちがあったから」と言い切る。

現在、同社の主力になっている、大手レストランチェーンからのデザート受注についても、「受け身ではなく攻めないといけないと常に思っている」と話し、「生まれ変わってもまた自分になって、絶対に失敗しないスムーズな人生に挑戦したい」と、どこまでもチャレンジ精神がみなぎる。

受章には「ドッキリかと、いまだにピンと来ない」と話し、「偶然にしてはできすぎなほど、いろんな人に助けてもらったので、自分の力などとはさらさら思っていない」と謙虚に語る。

メディアに取り上げられることも多くなったグリーンコーナーのお気に入りは、自社の麺を使った焼きそば。写真や旅行など趣味も多く、「元気なうちに息子にバトンを渡して余生を楽しみたい」とすがすがしくほほ笑む。

 

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧