地震や津波に備えよう 東京海上日動が授業

東京海上日動火災保険㈱和歌山支店(古林幸二支店長)と㈱和幸保険事務所(和歌山市有本)は防災啓発活動の一環として4日、同市有本の四箇郷北小学校(松山裕一校長)の6年生を対象に「ぼうさい授業」を行った。

同授業は、東日本大震災で得た教訓を踏まえ、東京海上日動が2012年度から全国で開催している。市内では昨年から始まり、同校で4校目の実施となる。 同支店の津瀬恵美主任と和歌山支社の西村駿佑さんが講師を務め、映像を紹介しながら地震や津波に関するクイズやグループワークなどの授業を行った。

「地震は一日に何回くらい起こっているか」、「津波のスピードは海と陸ではどちらが速いか」などとクイズを出題。グループワークでは、「災害に備えて準備しておくものは何か」を話し合い、児童は懐中電灯や救急箱、モバイルバッテリー、ティッシュなどを挙げた。中には、ペットや「水槽ごと金魚を持っていく」などの意見もあった。

小柳蒼生(あおい)さん(11)は「地震が一日に300回も起こっているなんて初めて知った。家から小学校が近いので何かあったら学校に逃げる。地震に備えて簡易トイレや食料など用意したい」と話した。

和幸保険事務所の北村英博さんは「地震や津波の怖さを知ってもらい、下の子たちにも伝えてもらえたら」と呼び掛けた。他にも防災グッズの紹介や学んだことが描かれた防災ハンカチを配り、西村さんは「きょう勉強したことを家族や下の学年の子と共有してもらえれば」と話した。

グループワークで意見交換する児童たち

グループワークで意見交換する児童たち

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