絵本で意識高めて 交通安全母の会が図書寄贈
コロナ禍でイベントや啓発活動などの機会が制限される中、児童らに絵本を通して交通安全を学んでもらおうと、和歌山東地区交通安全母の会(和歌山市栗栖)は、和歌山東署管内の全24校の小学校に、交通安全に関する図書の寄贈を決めた。
同会の吉田美奈子会長は17日、市立山東小学校(同市吉礼)を訪れ、弓林卓巳校長に寄贈図書を手渡した。小学校低学年の児童らも読めるように配慮し、同会が厳選したのは、『こうつうあんぜんどうするの?』、『たろうのおでかけ』、『ぴかくんめをまわす』、『妖怪交通安全』の4冊。
弓林校長は、「本を通じて子どもたちが交通安全の意識を高められるよう、活用していきたい」と感謝。吉田会長は、「大人に注意されるだけだとピンとこないこともあるので、本を読んで『あっ!』という気付きにつながれば」と期待を込めた。
弓林校長によると、寄贈された図書は、図書室にコーナーを設けるとともに、低学年のクラスでは担任教諭による読み聞かせなども行う予定だという。
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