ほぼ皆既の部分月食 和歌山市でも赤銅色の姿

19日夜、全国各地で部分月食が観測された。今回は最大で月の直径の97・8%が欠け、ほぼ「皆既」な部分月食。午後4時すぎから欠け始め、6時すぎに部分食が最大となった。その後、8時前にかけて徐々に元の満月に戻っていった。

この日の和歌山市内は雲が少なく、観察には好条件。通常の部分月食は、地球の影に入った部分が暗く見えにくくなるが、今回は皆既月食に近いため、部分食が最大となった6時すぎには、皆既の場合と同様に欠けた部分が美しい赤銅色となった。

帰宅中の人たちは幻想的な光景に思わず足を止め、スマートフォンで撮影するなど見ほれていた。

ことし国内で月食が見られたのは、5月26日の皆既月食に続いて2回目。次は2022年11月8日の皆既月食、23年10月29日に部分月食がある。

月のほぼ全体が欠けた部分月食(和歌山市内、午後6時15分撮影)

月のほぼ全体が欠けた部分月食(和歌山市内、午後6時15分撮影)

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧