地域との懸け橋に 県警が協議会代表者会議

第18回和歌山県警協議会代表者会議が25日、ホテルグランヴィア和歌山(和歌山市友田町)で開かれ、親家和仁県警本部長をはじめ、公安委員会の委員や各警察署協議会の代表者ら14人を含め、計23人が出席。各署の取り組みなどを発表し合い、意見交換を行った。

同協議会は2001年、各署の管轄区域内における警察の業務運営に関し、地域住民の意向を反映させるため、警察署長に対して意見を述べる機関として、全国一斉に設けられた。県内では全14警察署に各協議会があり、現在は県公安委員会から委嘱された109人(うち女性51人)の委員がいる。

会議の冒頭で、竹田純久(よしひさ)公安委員会委員長は、「地域の安全は、地域住民と警察が一体になってこそ、より多くの成果が上がるもの」とあいさつ。

親家県警本部長は、刑法犯認知件数及び人身交通事故発生件数が19年連続で減少している一方、還付金詐欺の認知件数や交通事故死者数は昨年に比べて大きく増加しているといった、現在の治安情勢について説明。出席者らに、「地域と警察との懸け橋として、広くさまざまな意見を聞かせていただきたい」と呼び掛けていた。

忌憚(きたん)のない意見を求める親家県警本部長(右から2人目)

忌憚(きたん)のない意見を求める親家県警本部長(右から2人目)

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