防災への意識向上を 近大学生消防団が啓発活動
防災への理解を深めてもらおうと、近畿大学生物理工学部(和歌山キャンパス、紀の川市西三谷)で16日、学生消防団11人が一人ひとりにチラシを手渡して学生の意識の向上を図った。同消防団員11人が「年末特別警戒実施中です」と拍子木を鳴らせて学生一人ひとりにチラシとポケットティッシュを手渡して呼び掛けた。
学生リーダーの同大大学院2年、坂東賢さん(23)は「消防団の取り組みを知ってもらいながら、防火への意識の向上につながれば」と話していた。
同消防団は2019年4月に結成された。地域防災の貢献を目指し、消防車を使用した放水や心肺蘇生、避難誘導などの各訓練を実施している。
地震を想定した防災訓練では、県警や那賀消防組合消防本部と連携し、避難誘導するなど災害時に人命を守る大切な役割を担っている。また紙芝居での防火や防災の啓発活動も行っている。
総務省消防庁によると、2020年4月1日現在、全国で5404人の学生団員が活躍しているという。
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