来年元気に会いましょう 公立学校で終業式

和歌山県内のほとんどの公立学校で24日、2学期の終業式が行われた。和歌山市立伏虎義務教育学校(同市鷺ノ森南ノ丁)では、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、各教室で画面越しにオンライン終業式を実施。

6年3組の教室では、31人の児童らが姿勢を正してスクリーンを見つめ、校歌を静かに聞いた後、同校の十河秀彰校長の話に聞き入った。十河校長は、ことしの重大ニュースとして、東京オリンピック・パラリンピックの他、英国で開かれたCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)を取り上げ、「地球温暖化対策に向けて、世界の人々と力を合わせて取り組んでいかなければなりません」と伝えた。また、12日間の冬休みを楽しみにする児童らに「感染症対策をしっかりして、1月6日の始業式に元気な顔で会いましょう」と呼び掛けた。

木村侍恩(しおん)さん(12)は、「正月に親戚が集まるので、ゆっくり家族と過ごしたい」と話し、「お年玉をもらえるのが楽しみ」とにっこり。雑賀茉裕(まひろ)さん(12)は、「まだコロナも油断できないので、人混みは避けて手洗いうがいを徹底したい。毎年家族だけで過ごしているので、ことしの冬休みは友達と遊んで思い出をつくりたい」と笑顔で話していた。

十河校長の話を聞く児童ら

十河校長の話を聞く児童ら

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