〝大北サンタ〟がプレゼント 児童福祉施設に
関西リーグ1部所属の社会人サッカークラブ・アルテリーヴォ和歌山は25日、同クラブのユニフォーム型シャツを和歌山市直川のこばと学園(山本真紀園長)に贈った。
サッカー教室などを通して児童福祉施設の子どもたちとふれあってきた同クラブは、SDGs(持続可能な開発目標)に賛同し同クラブのスポンサー協賛の下、県内の児童福祉施設に物資を贈る取り組みを昨年から始めた。贈るのは、同クラブのユニフォーム型シャツで、子どもたちがおそろいのウェアを着て、いつかスタジアムで応援してほしいとの願いを込めている。2回目のことしは、同園を含む虎伏学園(同市つつじが丘)、有功ヶ丘学園(園部)、旭学園(冬野)の4学園に各30枚、計120枚を贈るという。
同日、同学園で贈呈式が行われ、子どもたちが大きな声で「リーヴォくーん」と呼ぶと、ヤタガラスとミカンをモチーフにした同クラブのマスコットキャラクター・リーヴォ君とサンタの帽子をかぶった大北啓介キャプテン(30)が登場。子どもたちは、リーヴォ君と握手をしたり、ぎゅっと抱きついてみたりと大喜び。同学園のサッカーチームに所属する小学5年生の男子児童は、大北キャプテンに「どうやったらうまくなるか」と質問し、大北キャプテンは「リフティング100回を目指そう」とアドバイスするなど交流を深めた。
同学園職員でサッカーチームの監督を務める稲葉敬斗さん(24)は「ことしは、コロナ禍で大会が中止となる中、サッカー選手に会うことで子どもたちも励みになるし、頑張ろうという気持ちになってくれると思う」と感謝し、大北キャプテンは「笑顔が届けられてうれしい。いつかこれを着て試合を見に来てくれたら」と笑顔で話していた。
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