大切な人への贈り物 元日に年賀状902万通配達

2022年の年賀状の配達が元旦から全国の郵便局で始まり、和歌山市一番丁の和歌山中央郵便局(野田哲也局長)では午前7時半から出発式が行われた。

野田局長は「年賀状は日本が誇る文化であり、大切な方への一年で最初の贈り物。コロナ禍で人と会う機会が少なくなっている中、年賀状を見て、うれしさや温かさを感じていただけるのではないか」と述べ、真心込めて届けるよう配達員らに呼び掛けた。

来賓の富松淳副市長、日本郵便近畿支社の中辻庸雄総務人事部長らのあいさつに続き、24人の配達員が年賀状を積んだバイクに乗り、号令に合わせて、人も車もまだ少ない新春のまちへと出発した。

スマートフォンの普及などにより年賀状の利用は減少傾向が続いており、元旦の配達枚数は、同局が223万3000通(前年比12・5%減)、県内全体が902万通(同11・3%減)で、1000万通を割り込んだ。

近畿2府4県は1億9237万通(同11・3%減)、全国は10億2978万通(同11・0%減)となっている。

年賀状を積んだバイクで出発する配達員ら

年賀状を積んだバイクで出発する配達員ら

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