笑顔と福を届けたい 十日戎へ縁起物作り
一年の商売繁盛を願う「十日戎(えびす)」(9~11日)が各地の神社で始まるのを前に、和歌山市吉田の東の宮恵美須神社では、縁起物を結び付けた授与品の準備が進められている。
神社内の吉兆殿に集まった女性たちは、枝振りのいい笹に縁起物のタイや小判、俵などの飾りを慣れた手つきで結び付けていった。ことしは約6000本、宝船や招福俵、熊手などは約1万2000本用意するという。
同神社の責任役員の那須賢二さん(73)は、「お参りに来られた方が笑顔で福を持ち帰り、ことし一年いい年になりますようにとの思いで奉仕している」と話し、「ぜひ笑顔でお参りください」と呼び掛けている。
同神社では、昨年に続いて新型コロナウイルス感染症対策のため、悪斬(あくぎり)の舞や神楽、福引などは行わない。授与品はホームページでも販売している。詳細は同神社(℡073・433・0454)。
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