紀の川市長の中村愼司さん死去 12月に5選
紀の川市の中村愼司市長が13日、病気のため和歌山市内の病院で死去した。79歳。12月5日の市長選で5期目の当選を果たしたばかりだったが、体調不良で療養していた。
中村さんは紀の川市貴志川町出身。県立向陽高校を卒業後、1971年から旧貴志川町議を6期、94年から同町長を3期務め、2005年12月、那賀郡5町が合併して誕生した紀の川市の初代市長に当選し、連続5期目の途中だった。
昨年12月10日に5期目当選後の初登庁を迎えたが、その後体調を崩し、市議会や1月4日の仕事始め式を欠席。治療のため和歌山市内の病院に入院し、5日から今城崇光理事が市長の職務代理者となっていた。
中村さんは県道路協会会長、京奈和関空連絡道路建設促進期成同盟会の会長を務めるなど道路政策に尽力し、5期目は京奈和自動車道・紀の川インターチェンジ(IC)と関西空港自動車道・上之郷IC(大阪府泉佐野市)を結ぶ同連絡道路の実現に意欲を示していた。
12日で電話で中村さんを見舞ったという県議は「元気そうに話していたので驚いている。中村さんは県政にも関わり、いろんな人が相談していた。亡くなったのは非常に残念」と話した。
公職選挙法の規定により、職務代理者が5日以内に市選挙管理委員会に通知の後、50日以内に再び市長選が行われる。

5期目の初登庁で花束を受け取る中村さん㊧(昨年12月10日)
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