県内は3200人志願 大学入学共通テスト始まる
大学入試センター試験に代わって昨年から始まった「大学入学共通テスト」が15日、全国で始まった。2日間の日程で、和歌山県内では和歌山市と紀の川市の4会場で試験が行われる。
県内の志願者は約3200人。会場は和歌山大学、近畿大学生物理工学部、県立向陽高校、県立桐蔭高校。15日は地理歴史、公民、国語、外国語(英語のリスニングを含む)の試験があり、16日には理科と数学の試験が行われる。
和歌山大学(和歌山市栄谷)では、受験室全体に緊張感が漂う中、マスク姿の受験生らは注意事項の説明に沿ってスマートフォンの電源を切り、受験票や筆記用具を机の上に用意して問題冊子と解答用紙が配布されるのを静かに待っていた。
同大では、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、昨年と同様に、各受験室前にアルコール消毒液を設置。休憩時間には換気を行う他、昼食は持参して自分の席で黙食するよう求めた。また、無症状などの条件を満たした濃厚接触者は別室受験となるため、ことしは予備室を例年よりも増やすなどの対策をしている。
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