第6波で体制強化 和歌山市がサポートチーム

新型コロナウイルスの感染急拡大に対応するため、和歌山市は17日、市保健所に14人の職員を増員するとともに、市長公室に感染対策サポートチームを設置し、全庁的な対策の調整を図る体制強化を行った。

サポートチームは市長公室の佐藤龍勲参与をチーム長に、同室、健康局、福祉局、危機管理局、教育委員会の職員36人の体制。感染状況の各種データを分析し、すべき対策の提言や関係部局間の業務の調整、人員体制の検討などを行う。

保健所への他部局からの増員は、これまでも随時行ってきた。濃厚接触者への連絡、入院調整、感染者の搬送など事務職が担当できる業務を増員した職員に分担することにより、感染者数が急増する中で保健師などの専門職が担当する疫学調査のスピードアップを図る。

この日、市役所でサポートチームと増員する職員への訓示式が行われた。尾花正啓市長は「第5波までが参考にならないような勢いで感染が拡大し、今までと違う対策をやっていかなければならない。積極的に提案し、即戦力として頑張ってもらいたい」と期待を寄せ、職員の代表が決意を述べた。

 

尾花市長㊧に決意を述べる職員代表

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