仏ソムリエが就任 和歌山梅酒アンバサダー

和歌山県農水産物・加工食品輸出促進協議会とGI和歌山梅酒管理委員会は18日、フランスの有名女性ソムリエ、アマンディーヌ・パストゥレルさんをGI和歌山梅酒のブランドアンバサダーに任命した。フランスで和歌山梅酒の魅力を広め、ブランド価値の向上と確立を目指す。

GIは国が地域ブランドの品質を保証する制度。アマンディーヌさんは2013年にフランス若手ソムリエコンクールのベスト3に選出され、18年からパリのミシュラン1つ星レストラン「ラ・ダム・ドゥ・ピック」のシェフソムリエ。同店は、女性初の3つ星シェフ、アンヌ・ソフィー・ピックさんが代表を務めるグループ店の一つ。

アマンディーヌさんは、日本酒コンクール「クラマスター」の審査員を務めた経験もある。アンバサダーとして、2月に開かれる「和歌山梅酒プロモーションinフランス」でバイヤーやソムリエ、シェフ、メディアなどを対象に和歌山梅酒の魅力についてセミナーを行い、フレンチとのマリアージュ(組み合わせ)の提案、SNSでの情報発信も進める。

18日の任命式は県庁とフランスをオンラインで結んで開催。同委員会の中野幸生会長は「高品質の県産梅を原料に厳しい生産基準で造られた和歌山梅酒は、老若男女を問わず、アルコールが苦手な人も楽しめる。ソムリエの立場から、バラエティー豊富なGI和歌山梅酒の魅力をフランスで存分にPRして、ワイン、シャンパンのように世界中に浸透するようにお願いします」と期待を寄せた。

アマンディーヌさんは「梅酒は初めて日本の食文化の扉を開くきっかけとなったアルコール。GI和歌山梅酒は、進化を続けるフランス料理のテーブルにマリアージュとして合致するもの。魅力を広く伝えるように努力したい」と決意表明。出席者は和歌山梅酒で乾杯した。

笑顔のアマンディーヌさん(画面)と中野会長㊧ら

笑顔のアマンディーヌさん(画面)と中野会長㊧ら

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