「牛の分娩システム」日本全薬工業でも販売

写真処理機器や介護機器を開発、製造する、和歌山市梅原のノーリツプレシジョン㈱(星野達也代表取締役社長)と日本全薬工業㈱(福島県郡山市、福井寿一代表取締役社長)は、画像認識AIによる牛の分娩システム「牛わか」の販売に関する代理店契約を締結。このほど日本全薬工業から販売されることになりました。

同社は全国の畜産農家や畜産関係団体と関わりを持ち、動物用医薬品の研究開発や製造販売で国内トップクラスを誇る企業です。ノーリツプレシジョンの担当者は「締結をきっかけに農家の皆さんの負担軽減に役立てることができたら」と話しています。

「牛わか」は、農家の負担軽減と分娩事故の低減を目指し、ノーリツプレシジョンと北里大学獣医学部(青森県十和田市)が共同で開発した、非接触で牛の分娩を検知するシステム。牛舎に部材を設置し、出産が近い牛を監視することができます。

牛は出産までに、約285日かかります。前後2週間のずれがあり、出産は夜間や明け方に多く、立ち会う農家の負担は大きいといいます。

初産の牛はスムーズに子牛が出てこないことが多く、子牛は前足から生まれてきますが、引っかかったまま母牛がうまく力めなかったり、産まれた子牛を放置や踏んでしまったりと、子牛が死んでしまう事故があり、人が立ち会うと救えた命があるといいます。

牛わかは、出産の兆候である、牛がぐるぐると回り、立ったり座ったりする動きを最新のサーマルカメラで捉え、AIが認識し農家のスマートフォンなどにメールで知らせてくれます。

「牛わか」の大きさは幅221㍉×高さ158㍉×長さ100㍉(取り付け金具、電源コード含まず)、重さは約2・5㌔。問い合わせはノーリツプレシジョン営業担当(℡073・454・4690)。

牛の分娩システム「牛わか」(ノーリツプレシジョン提供)

牛の分娩システム「牛わか」(ノーリツプレシジョン提供)

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