最優秀賞に𠮷田さん わかやま給食グランプリ
和歌山県産の食材を使った給食メニューを募る「みんなで考えよう!!!『わかやま給食』グランプリ」の最終審査会がこのほど、県庁北別館1階の「きいちゃん食堂」で開かれ、和大付属小学校の𠮷田朱里さんが発案した「たべてみて!! 和歌山のおいしいもん」がグランプリ賞に選ばれた。(写真はフーズファイル提供)
コンテストは、水産物の加工や食品卸売を行う㈱フーズファイル(和歌山市築港、大里公子代表取締役)が主催。新型コロナウイルス感染症対策で休校になった一昨年、子どもたちが平等に健康的な食事ができる給食の大切さを痛感した同社が、もっと多くの人に給食に関心を持ってもらいたいと企画し、今回で2回目の開催。
小中学生部門・一般部門では、県産品を一つ以上使用したオリジナル給食レシピ、または未来に残したい県の郷土料理・思い出料理をエピソードとともに募集。今回から新たに加わった未就学児部門では「大好きな給食」をテーマに描いた絵を募った。総応募数は昨年の約4倍の525通に上ったという。
大里代表ら7人の審査員がグランプリ賞に選んだ𠮷田さんの給食メニューは、梅ソースをかけたジビエハンバーグ、新生姜と枝豆のまぜご飯、金山寺味噌を加えた味噌汁、ミカンや桃入りのフルーツポンチ。県産食材がまんべんなく使用され、バランス・見栄え・味も良いことなどが高く評価された。同社の河村誠専務は、「金山寺味噌を使ったメニューが多く、ちゃんぽんの上にのせるなど、子どもならではの自由な発想が面白かった。これを機に地産地消が子どもたちにも広がっていけば」と期待を込めた。
入賞した六つのメニューは今後、同食堂でフェアを開催し、期間限定メニューとして登場する予定。また、学校へのメニュー化も働き掛けるとともに、近く「わかやま給食協議会」を立ち上げるといい、河村専務は「さらに給食をよりよいものにするためのお手伝いができれば」と意気込んでいる。
その他の入賞者は次の皆さん。
【準グランプリ賞】愛の光幼稚園(紀の川市)「ミックスローフのお昼ご飯」【県学校給食会賞】岩倉真優(和大付属小学校)「和歌山セット」【地域商社わかやま賞】宮本心春(調月小学校)「山椒風味の熊野牛ハンバーグ―みかんソースかけ―」【優秀賞】石川裕子(和歌山市)「うめ~焼きそば」▽窪原空瑠美(紀の川市)「金山寺味噌ちゃんぽん&桃のヨーグルト」
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