防災に留まらない功績 濱口梧陵顕彰シンポ

ヤマサ醤油7代目の濱口梧陵の津波防災以外の知られざる功績を和歌山県内外に発信しようと、県主催の偉業顕彰シンポジウム「防災だけに留まらない梧陵の功績」が、3月19日午後1時半から岩出市根来の旧県議会議事堂で行われる。オンラインによる同時配信も実施。

梧陵は大津波を予期して、村民に避難を呼び掛けるために稲むらに火を放ち人々の命を救ったとされる。のちに「稲むらの火」として戦前の国定教科書に掲載されるなど、現在も広く梧陵の偉業が語り継がれている。梧陵の功績を振り返りながら、公開討論する。

東京大学の山口輝臣教授の基調講演と、岡山理科大学の吉川泰弘教授、ヤマサ醤油㈱の濱口道雄代表取締役会長、県の横山達伸企画部長がパネルディスカッションを行う。

参加は無料。会場定員は150人。オンライン定員はなし。

申し込みは、会場聴講の場合、名前(フリガナ)、同行者名前、電話番号、住所、ファクス番号、メールアドレス、オンライン配信の希望有無、車いす使用・手話通訳希望などを明記の上、郵送、ファクス、メールで県文化学術課(〒640―8585 和歌山市小松原通り1の1、FAX073・436・7767、e0221001@pref.wakayama.lg.jp)へ送る。応募多数の場合は抽選となる。

オンライン配信の場合は、県電子システム(https://shinsei.pref.wakayama.jp/toQ5y0t0)で手続きをする。申し込み締め切りは28日。

問い合わせは同課(℡073・441・2052)。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧