36人に巣立ちの日 和市医師会看護専門学校
和歌山市西高松の市医師会看護専門学校(森喜久夫校長)で3日、卒業式が行われ、第20期生の36人(男子5人、女子31人)が、スーツに身を包み、看護の道へ新たな一歩を踏み出した。
同校は、看護師3年課程(全日制)の専門学校として2000年4月に開校。高校卒業資格を持った生徒が、看護師の資格を得るために学び、今回を含めて740人が卒業し、大半は看護師として医療機関での仕事に従事している。
卒業証書を授与した森校長は、コロナ禍で実習などにさまざまな制限もあり、苦労した卒業生に対し、「無事に卒業を迎えたのは、皆さんの理解と協力のおかげ」と感謝を伝え、「健康に気を付けて看護師として頑張って仕事をしてほしい」と激励した。
在校生約80人のうち3人が会場に出席。代表して、神保厘孔(りく)さん(20)が「それぞれの場所で自分の無限大の可能性を信じ、歩み続けてください」と送辞を述べた。
答辞を述べた卒業生の山口咲さん(21)は「やっと働けるという気持ち。どんなに忙しくても、患者の心に寄り添う看護師になりたい」と話していた。
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