和歌山市長選 現職の尾花氏が3選出馬へ

任期満了に伴って8月14日告示、同21日に投開票される和歌山市長選に、現職の尾花正啓市長(68)が3選に向けて立候補する意向であることが分かった。6日、わかやま新報の取材に対し、尾花氏は「まだ(気持ちは)固まった訳ではない」と話したが、3月に入って関係者には立候補の意向を伝えている。

尾花氏は東京大学卒業後に県庁入り。県土整備部長を経て2014年の市長選で初当選し、現在2期目を務める。

14年選挙では自民、民主(当時)、公明の推薦を受けて他の無所属新人5人を破って初当選。18年選挙は自民、公明、国民民主の推薦を受けて、共産、社民が推薦する無所属新人を破って再選を果たした。

関係者によると、尾花氏は「自分にできることはやり切った」として、2期8年を節目に退く意向を示した時期もあった。しかし、周囲からの続投を待望する声を受けて今は翻意しているという。

態度表明について、2月定例市議会最終日の9日か、翌日の市長定例会見のいずれかで明らかにするのかとの記者の問いに対して、尾花氏は「まだ何とも言えない」と言葉を濁した。

市長選の立候補予定者説明会は6月3日午前10時から、西汀丁の和歌山商工会議所4階で開く。

2022年度当初予算案について説明する尾花市長=2月14日

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