Uターンフェア始まる 学生ら熱心に対面で
和歌山県出身や、都会生まれで県内の大学に通う学生のUIターンなどを促す合同企業説明会「第56回きのくに人材Uターンフェア」が14日、和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山で始まった。15日までで、初日は180人以上のスーツ姿の学生らが参加した。
同フェアは県と市、和歌山労働局などでつくる実行委員会の主催。毎年春と夏に開かれ、今回は2023年春卒業予定の学生らを対象にした企業の採用活動の解禁後に開催された。新型コロナ感染拡大の影響で春のフェアについては、一昨年が企業の紹介動画のみだったが、今回は昨年に続いて対面形式で実施された。
初日は県内の企業や団体67社が参加。それぞれが構えるブースに、その業種に関心のある学生らが訪れ、採用担当者から話を聞いたり、会社紹介のスライドを見たりした。
卸・小売業関連の会社の説明を聞いた、地元出身の京都女子大学3年の西本純佳さん(20)は「事務職を狙っているが、営業職の話を聞いて『人からありがとう』と言われる職場もいいなと思い、興味を覚えました」。同じUターン就職を目指し、企業側に熱心に質問していた男子学生は「何事にも挑戦しようと思っています。仕事もプライベートも充実できる企業を選びたい」と話した。
フェアは15日もあり、初日と同じ67社が参加する予定。県外以外では、既に終了した大阪と東京、19日に開催する京都の3都市いずれもオンライン形式での開催となる。
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